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中国工商管理機関、五年間で違法商標事件26.5万件を処分2011年03月22日

 2010年、全国では各種の違法商標事件は56,000件を調査、処分し、ここ5年では累計265,000件を処理した。56,000件のうち、外国に関わる事件が11,100件で、前年度同期に比べて10%増えた。これは国家工商総局の付双建副局長が13日、第11期全国人民代表大会第4回会議の記者会見での発言により明らかにした。

 国の知的財産権戦略の一部として、今後も引き続き知的財産権の創造、活用、保護及び管理における水準を高め、重点的な案件の摘発及び特別キャンペーンへの監督を徹底していくとされている。

 なお、2010年10月から今年3月までとしていて、6月まで延長することにした「知的財産権侵害を取り締まる特別行動」では、ニセモノの製造販売拠点3,286ヵ所、権利侵害事件45,000件を摘発し、違法者に処した科料と没収商品の金額が総計で1.9億人民元となっていた。このうち、「ルイ・ヴィトン」、「ナイキ」などの外国商標や国内馳名商標にかかわる重大な案件が数多くあった。

 2010年、中国の商標登録出願件数は累計で107.2万件、9年連続で世界トップに立った。2010年まで、商標登録出願は総計で829.5万件、商標登録件数は562.8万件、有効な商標登録は460.4万件に上り、いずれも世界一になっているという。


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