中国最大のハイテク産業集積地区、中関村ハイテクパークの知的財産権促進局が最近発表したデータによると、中関村は6の技術分野で特許出願の年平均成長率が30％を超えていることがわかった。6の分野はそれぞれ、先進製造（30.5％）、新材料（31.3％）、環境保護（34.1％）、新エネルギー（59.9％）、現代農業（67.6％）、航空宇宙（89.2％）となっている。

　優位性のある在来産業として電子情報分野の特許出願も急速に増加し、2010年は7,968件で、2006年の2.33倍に当たっている。2006年から2010年にかける総出願件数は、中関村のあらゆる特許出願の半数以上を占める31,016件に達した。

　2006年から2010年までに、中関村の入居企業による特許出願件数は前の5年間（2001年〜2005年）の4.36倍に当たる58,558件であった。そのうち、2010年の年間出願件数だけでは14,806件で、2005年の3.21倍となった。

　登録件数は24,569件で前の5年に比べて同じ4.32倍となった。中関村は出願件数と登録件数の成長率のいずれも全国平均水準（同時期における全国の特許出願件数が前の5年の2.69倍、登録件数が2.91倍）より大きく上回っていることがわかった。