中国質検総局が最近発表した統計データによると、2010昨年10月から展開した知的財産権侵害とニセモノ製造販売を取り締まる特別キャンペーンでは、質検総局は大きな成果を収めており、大口輸出商品の2,801ロットが不合格であることを発見し、金額にしては2億米ドルに相当することがわかった。

　質検総局は特別キャンペーンにおいて重点製品、大口輸出商品、重大事件などを中心に、品質をめぐる違法事件の摘発に取り組んできた。全国各地の質検局では昨年10月から今年5月20日までに取締り官延べ42万人が出動し、自動車部品や携帯電話などのニセモノ生産拠点987箇所、違法事件24,196件（このうちの301件が司法当局に移送）を摘発し、総額8.6億元に上る不合格品を押収した。摘発された事件のうち、商品金額が15万元以上のものは235件、100万元以上は45件、500万元以上は8件だった。

　質検総局の関係責任者が、同総局は重点製品や重点地域における違法行為の摘発をさらに強化し、長期体制の整備に取り組んでいると説明した。