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中国「著作権法」の第三回改正が正式に開始2011年07月22日

 7月13日、中国国家版権局は「中華人民共和国著作権法」の改正作業に関して会議を開き、1991年実施以来の第三回改正を正式に始動させた。会議ではアドバイザーとして招聘された知的財産権専門家20数名に、局長から任命状を授与した。

 1990年に発布され、1991年6月1日より実施された著作権法は、2001年10月と2010年2月に2度の改正が行われたが、デジタル技術とネットワーク技術が進んでいる今、社会環境の巨大な変化に適応するための全面改正が迫られている。国家版権局の柳斌傑局長が会議で著作権法の第三回改正の重要な意義を指摘した上で、中国の国情を踏まえて国際条約に適合し、各方面の利益のバランスに配慮した法律の作成を強調した。

 版権局法規司の王自強司長は「著作権法」の施行状況や第三回改正の方針などを説明した。王司長によると、国家版権局は著作権法の改正について広く意見を募集し、大学や研究機構の専門家から改正提案書を提出してもらい、今年末までに改正「著作権法」第1稿の完成を目指しているという。


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