7月26、国家知識産権局からの情報で、特許審査の品質向上を図り、審査品質に対する意見を幅広く収集するために、7月22日より国家知識産権局は審査の品質に関する苦情相談サイトを開設し、本格運営を始めたことがわかった。当該サイトのアドレスはhttp://sczlts.sipo.gov.cnである。

　特許審査の品質に対する不満や意見は、実名または匿名方式でオンライン提出するのが可能である。国家知識産権局はその苦情を処理し、結果を所定の期間内に返事する。また、該当ウェブサイトに会員登録すれば、進捗状況や処理の結果を随時に確認することもできるという。

　国家知識産権局の関係者によると、審査品質に対して提出された苦情は法定手続きに取って代わることができない。専利局及び専利複審委員会の出した決定に不服がある場合、法に基づいて審判や行政再議の申請または裁判所に起訴する必要がある。

　また、国家知識産権局による処理結果の返事は、行政上の決定でも審査意見でもなく、あくまで苦情に対する解釈や説明であって、法的効力を持たない。