9月28、国家統計局と科学技術部、財政部共同で発表した最新統計データでは、2010年中国の研究開発経費の投入は引き続き成長の姿勢を示したという。

　統計データによると、政府より科学技術の研究開発に支出されている資金額は着実に増え、全国における研究開発への資金投入は強化されつつある。具体的に、2010年研究開発経費の投入は総額7062.6億万元に達し、対国内総生産（GDP）比は1.76％で、2009年の1.70％より0.06ポイント増え、2009年の総額1260.5億万元に対して21.7％の増加率であった。そのうち、政府による支出は4114.4億元で、2010年政府の年度総支出の4.58%を占めている。

　地域別見れば、研究開発費が300億元を超えた地域は江蘇省、北京市、広東省、山東省、浙江省、上海市等がある。産業別では対GDP比の最も高いのは専用設備製造業で2.04%、1.5%から2%の業界は四つで、それぞれ医薬製造業が1.82%、汎用設備製造業が1.59%、電気機械と器材製造業が1.59%、計器器具と文化・事務用機械制造業が1.50%という比率の状況であった。