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日系企業による中国への特許出願継続増加 2011年11月04日

 最新の統計データによると、今年9月までの日系企業による特許出願は、諸外国の中で第1位の2.87万件で、前年の同じ時期より11.8%の増加であった。日系企業の中国における特許出願は毎年10%以上の増加率で推移しており、外国企業による特許出願の1/3を占めている。

 2010年にソニーによる特許出願が2,036件で外国企業の中で最も多く、前年より30%増えた。パナソニックは1,723件で2位だった。登録件数ではパナソニックが1,565件で外国企業の中でトップを占め、ソニーが1,313件で3位であった。

 このほか、北京と上海で研究開発センターを設立し、100人以上の開発者を抱える日立社は、昨年中国での特許出願件数が1,700件で、売り上げは1.18万億円に達している。ホンダ自動車は、2010年中国での発明特許が361件だったが、新車種の開発及び販売に伴い、今年の特許出願件はさらに増加する見込みである。また、富士通株式会社が2011年中国での特許出願は昨年より40%増の500件を目指しているという。

 特許出願のほか、日系企業の中国における有効特許件数も諸外国企業の中で最も多い。この10年間で約9.0187万件に達している。パナソニックが7,616件で圧倒的に多い、ソニーが4,098件で3位であった。


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