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EPO、2011 年の出願件数を公表、中日両国の出願は着実に増加2012年2月17日

 最近、欧州特許庁(EPO)は2011 年の出願件数を公表した。統計データによれば、出願件数は24.3万件で2010年に比べて3%増加し、登録件数も7%増加の62,115 件となった。

 特許出願は依然として欧州外の国々からの方は圧倒的に数が多くて、62%の割合を占める。特にアジアからの出願が増加傾向にあり、中国からの出願が5%から7%へと大幅な伸びを記録した他、日本からの出願も18%から19%へと着実に増加した。

 出願ランキングトップ10は2010年と同様な順位を維持しているが、全体に占める割合は変わっており、米国、スイス、英国、オランダはそれぞれ2.5%、1.6%、9.4%、13.2%の低減率に反して、インドは13.1%、ロシアは26.2%、ブラジルは11.3%の増加率を示した。

 また、欧州域内諸国で、1位はドイツ(14%)で、それに次いでフランス(5%)、スイス(3%)、英国(3%)、オランダ(3%)の割合であった。

 EPOのバティステリ長官は、「財政危機にも関わらず、昨年に研究開発への投資が活発に行われた。継続的な特許出願件数の増加と欧州外の出願人からの高い割合は、ビジネス地域としての欧州の素晴らしいところを明確に証明している。EPOは世界の特許システムにおいて主導的役割を果たし続けていく」との自信を述べた。


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