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- 国家核電技術公司、第3世代原子炉技術優位性の転換を推進2012年2月24日
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国家核電技術公司の王炳華董事長は23日に、AP/CAPシリーズ非能動型原子炉の技術的優位性を生かし、市場をリードすることを図るため、第3世代原子炉のAP/CAPの認定サプライヤーと協力を強化し、世界規模のサプライチェーンを構築する計画を発表した。
元のニュース「中国証券網」(中文サイト)へ
国家核電技術公司の資料では、原子力発電は安全かつ経済的であり効率の良いクリーンなエネルギーとして、世界の電力供給の15%をまかなっているが、中国の原子力発電は供給電力全体のわずか1.9%しか占めておらず、今後さらなる発展が期待できるという。
中国は現在最も安全だとされている第3世代原子炉「AP1000」の技術移転を進め、世界で初めて「AP1000」を採用した原発4基を建設し、1基目は早ければ2013年にも稼動する見通しである。同時に、中国が知的所有権を有する第3世代原子炉「CAP1400」が、2013年より起工2017年には完成・発電がスタートすることも期待されている。
第3世代原子炉が主流となっている世界環境の下、中国は今後も安全で効率の良い原子力発電の発展に取り組んでいく。最先端の技術を採用し、厳しい安全基準を設定する。さらに世界規模のサプライチェーンを構築して、「win―win」の協力モデルを模索すると王董事長は述べた。