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蘇浙滬三地、知財による融資がおよそ40億元2012年5月11日

 先日上海で行われた蘇浙滬三地(江蘇、浙江、上海)の知的財産権管理部門による共同記者会見では、2011年三地の知的財産権による融資額が40億元近くに達したことが明らかにされた。

 江蘇省の取り柄は商標になる。昨年商標権による担保融資を12億元実現させた。これは馳名商標を数多く保有することに深い関係があると見られている。統計によると、昨年まで江蘇省の有効登録商標件数は35.43万件、 そのうち、馳名商標が287件で、それによる収益は全省GDPの8%を占めているという。

   浙江省では2011年の特許権による融資額3億元となっていた。そのうち、温州市(※1)の融資が13件増え、同期比44%増の4,230万元に達している。知的財産権を用いて資本市場を開拓し、知的財産権と金融業を結び合わせ、中小企業の資金調達問題の解決に有益な試みを行った。

 上海市は著作権、商標権や特許の三つの側面から推進している。昨年上海著作権取引センターでは著作権5,000件が取引され、著作権の譲渡、コンサルティング・サービス、担保融資など総額23億元の著作権取引を実現した。

 このような融資方式の見通しはかなり楽観的である一方、知的財産権担保は世界的な難題であり、それを発展させるには、担保機構や評価機構など一連のサポーティング機構を整備し、より堅牢なメカニズムが必要だと有識社が指摘した。

 ※1温州人は商売がうまいことは昔から有名。現在、154万人の温州人が中国各地で商業などに従事し、38万人が世界各地で華人として活躍する。日本には『日本温州総商会』と『日本温州同郷会』が存在する。このため、温州人は中国のユダヤ人の称がある。毎年世界各地の温州出身華人を集めて世界温州人大会が開催される。温州人は中華料理店や小売業に従事する者が多い。


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