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BSAの調査、PCユーザーの57%が海賊版を使用2012年6月12日

 Business Software Alliance(BSA)の第9回年次報告によると、世界中、PCユーザーの57%も有料の海賊版ソフトウェアを使用した経験があると認めていることがわかった。それによる損害額は、2010年588億ドルで、2011年おおよそ634億ドルにもなる。最新調査結果の57%は2011年の海賊版率より17%増えている。

 調査では、新興国で海賊版ソフトウェアは一番多く見られると指摘した。特に、ジンバブエ(92%)、ベネズエラ(88%)、インドネシア(86%)、中国(77%)等の国では海賊版ソフトウェアや違法コピーは圧倒的に多い。日本は21%で調査の中では3番目に低い値となっている。

 一方、金額別で見ると、最大なソフトウェア市場であるアメリカは、海賊版率が19%と低いが、その被害は98億ドルで最も大きい。それに次ぐ第2位になる中国は90億ドルで、日本は19億ドルで第10位。

 なお、若い男性のPCユーザーによる海賊版率は最も高いこともわかった。


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