China知的財産ポータルサイト

最新情報詳細

「中国軽工業競争力報告書(2011)」が発表2012年6月22日

 最近、北京で開催された中国軽工業サミットフォーラムでは、中国軽工業連合会は上位100位企業を発表し、「中国軽工業競争力報告書(2011)」を発表した。同報告書は、軽工業の国際競争力の向上について行った調査・分析をまとめて作成された内容である。

 2011年、中国の軽工業が安定的に成長し、輸出入総額が再び史上最高を更新し、全体的に順調な発展を続けている。一方、知的財産権や技術貿易障壁などの面で多くの課題に直面しており、技術のイノベーション能力と世界貿易機関ルール活用能力の不足が業界の発展を制限する要因となっていると指摘した。

 軽工業企業の税引き前利益は昨年、16.47万億元で、前年より29.3%増加した。利益総額は1.5万億元で31.98%増えた。輸出総額は世界金融危機の発生降、年平均25.6%の増加率を維持している。同報告書によると、生産要素コストの上昇や人民元相場の調整、融資コストの増加など軽工業の競争力にマイナスとなる要因も多く存在している。

 軽工業の産業構造の調整及びグレードアップを実現するためには、基準・品質に関する戦略の実施や国際進出の歩みを速め、外国での原料基地と資源供給ルートの確立に取り組む必要があると指摘されている。


元のニュース「中国軽工業網」(中文サイト)へ