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中国の発明登録件数は100万件達成2012年7月23日

 中国国家知識産権局の田力普局長は7月16日、北京で中国の100万件目となる発明特許の証書を発行した。1985年に初の発明特許が登録されて以来、中国はわずか27年間で発明特許登録数100万件の目標を達成し、その目標達成までの所要期間が世界最短となった。

 発明特許の登録件数は、初めから1万件まで6年間(1991年)、1万件から10万件まで12年間(2003年)、10万件から100万件までわずか9年間だった。今年上半期まで、発明特許出願件数は累計311.4万件。7月中旬ごろの現時点で、発明特許登録件数は累計100万件に上った。この中、国内の発明特許は51.8万件となっている。

 田力普局長によると、近年の中国発明特許登録は、発明特許の年間登録件数が急速に増加している、国内出願者による発明特許登録の占める割合が高まる一方である、国内で職務発明登録の割合が徐々に高まりつつあるなど、三つの特徴を見せている。2011年、国内の登録件数は35.1万件になり、初めて国外を上回ったという。

 この100万件目となった特許は、「トウモロコシ葉の仮想モデルの制御面要素区分法」(仮訳)という名称で、特許権所有者は北京農業情報技術研究センターとなっている。この技術は(※)「863計画」の課題成果のであり、主に農業科学分野に応用される。

※「863計画」:国の技術高度化計画のことである。4名の研究者により提出され、「高技術研究発展計画要綱」として1986年3月に国務院により批准されたのでそう呼ばれていて、20年以上を経た今でもよく使われる言葉である。


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