天津市知識産権局が最近実施した「天津市有効特許産業化実況調査」によると、昨年天津市の特許技術の産業化レベルが大幅に向上したことがわかった。企業1,406社、総有効特許の74％を対象に行われたこの調査では、2011年に特許製品による売上が前年より33.3％増の870.4億元に達し、同35.2％増の107.3億元の利益額を実現したという。

　知的財産権戦略の実施に伴い、天津市の特許融資規模も絶えず拡大している。天津市では去年、23社の企業による特許権利購入は71件で1.2億元でした。他社に特許を譲渡した企業は32社で、権利98件の譲渡金額が合わせて9,852万元となっている。ライセンスを受けた企業は43社、権利231件のライセンス料が1,303万元、他社にライセンスを与えた企業は49社、権利274件のライセンス料が8,730万元だった。

　また、去年に企業54社が特許585件を以って3.7億元を投資した。特許による投資額が前年より65.5%増加した。特許を以って海外投資を行った企業は6社で、特許12件による投資額が6,000万元で、前年より96.5%増えた。