11月6日、国家知識産権局と無錫市が共同運営する無錫（国家）意匠情報センターは、江蘇省無錫市で銘板除幕式が開催された。国家知識産権局の田力普局長と江蘇省の何権副省長が式典に出席した。

 　無錫（国家）意匠情報センターは、意匠関連情報を専門的に扱う国内初の情報センターで、江蘇省を含めた華東地域のユーザーに高効率で全方位的、優良なサービスを提供することを目的としている。田力普局長は演説の中で、無錫市の工業設計パークに国の意匠情報センターを設立することは知的財産権戦略を徹底するための重要な施策の１つだと指摘し、無錫市の製造業で持つ優位性を十分発揮し、知的財産権の創造と地域の競争力向上を促し、知的財産権戦略の実施とイノベーション型国家の建設を推し進めてほしいと期待を語った。

 　無錫市は近年、工業デザイン産業の発展促進に注力している。国際工業デザイン博覧会の開催などを通じて、国内外で影響力を持つ工業デザイン分野の中心都市に成長している。今年5月に無錫市と国家知識産権局は意匠情報センターを共同建設することで合意し、戦略的枠組み協力協定を締結した。すでに560社以上の知的財産権サービス機構を抱えている江蘇省にとっては、「工業デザイン水準の向上と自主的イノベーション能力の強化を実現するためのチャンスだ」と何権副省長が強調した。