国家質検総局の情報によると、今年1〜9月に全国の各質量監督局により摘発された、権利侵害と模倣品をめぐる違法事件が5.42万件で、事件に係わった商品総額は31.39億元に上っている。このうち、731件の事件が公安機関に移送された。

　また、今年も全国の各質量監督局は、知的財産権侵害と模倣品製造販売への摘発を強化する姿勢を続けてきた。特に酒、農業資材、建築材料、自動車部品、化粧品などの分野に重点を置き、多くの重大事件を摘発した。

　法執行の担当官は「貴州マオタイ」商標の詐称事件で総額700万元のニセ酒を差し押さえたほか、粗悪品の建築材料が対象の特別摘発行動で生産企業12,631社を検査し、権利侵害事件686件、総額1,584万元に上る模倣品を摘発した。また、ニセの化粧品を取り締まる特別活動で1,705万元相当の模倣品を摘発した。