中国の技術取引は毎年20％の伸び率で成長している。年間取引額は1984年に7億元だったが、2011年に過去最高の4764億元に達している。第1回中国国際技術輸出入交易会について上海で開かれた記者会見で、科技部タイマツセンターの責任者が明らかにした。

　楊副主任によると、中国では毎年20数万件の技術が取引されている。このうち、50％以上が電子情報、先端製造、新材料、新エネルギー、バイオ医薬など戦略的新興産業に係わるものである。これは、多くの知的財産権を有する先進的製品の産業化、従来産業のグレードアップとハイテク産業の発展を促進した。

　2011年に中国の技術輸出額は1,118億元に達し、この中に2,000万元以上の技術契約がおよそ半分だった。また、企業による技術譲渡は2006年に初めて導入を上回ってから、2011年に再び史上最高を記録した。全国の取引総額の中に企業による技術譲渡が86％、技術導入が78％で、企業が技術取引の最も重要な主体となっていることが分かった。