最近、世界最大級のコンサルティングファーム、ボストン・コンサルティング・グループ（BCG）が「イノベーション調査報告書2012」を発表した。2012年の世界イノベーション企業ランキングトップ50のうち、中国の家電大手ハイアール（Haier）社が8位につけ、中国企業としては唯一のトップ10入りとなった。

　報告書は、1,500名以上の経営幹部からの回答を得た調査結果をまとめたもので、調査対象はCEO、CFO、会長、社長等最高経営幹部が約半数を占める。上位は1 位Apple、2 位Google、3 位Samsungで、日本企業はソニーが7 位となっている。

　ハイアール（Haier）社は2011年の番付より20位猛進し8位となり、また「世界消費財・小売」部門の1位であった。ユーロモニターの最新データによると、同社の2012年の大型家電販売台数は世界シェアの8.6％を占め、4年連続で世界一となった。