6月3日、第4回中国・アセアン特許庁長官会合は北京で開幕した。中国アセアン戦略的パートナーシップ確立10周年を迎える。2009年から毎年行われる長官会合は、各国の知的財産権業界の交流を促進し、相互の知的財産権制度の理解と信頼感を向上させるほか、科学技術、文化、経済貿易を含めた各分野の協力強化にもつながるという。

　中国とアセアンは2009年に「知的財産権分野の協力に関する了解覚書」を締結し、知的財産権分野の各協力事業を推し進めてきた。アセアン知的財産協力ワーキンググループの議長を務めるタイ知的財産局のパッチマ局長は、アセアンは中国との知的財産協力を重視し、友好な協力関係を続けていきたいと表明した。

　今回の中国アセアン特許庁長官会合は北京と成都の両地で行われる予定である。中国とアセアン各国の知的財産権分野における交流、協力をいっそう推進することを目指している。