7月1日、世界知的所有権機関（WIPO）が、世界イノベーション指数2013年版（Global Innovation Index 2013）をジュネーブで発表した。主要大学教育水準やベンチャー投資など84の指標で、世界142の経済体を対象に実施したイノベーション指数ランキングで、中国が去年より1位下げた35位であった。

　TOP5はそれぞれスイス、スウェーデン、イギリス、オランダ、アメリカ。中国は順位を1つ下げたが、大学の教育レベル、ハイテク製品輸出などで上位にある。

　報告書を作成した欧州経営大学院(INSEAD) の関係者は、先進国と発展途上国の格差は依然として存在すると指摘したとともに、中国をはじめとする新興国がイノベーション奨励策を積極的に打ち出していることを評価した。

　発表会に出席した北京大学・産業技術研究院の陳東敏院長は、世界イノベーション指数は中国のイノベーション型国家建設活動にとって重要な意義を持つものだとの認識を示し、WIPOと協力して、中国の経済・社会の発展に対する評価での指数の活用を進めたいと期待を示した。


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