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華為が5G通信技術開発を推進、2020年商用化を目指す2013年7月19日

 エリクソンに次ぐ、世界第2位の通信ネットワーク機器のサプライヤーである華為技術は現在、2020年の商用化を目指し、第5世代(5G)モバイル通信技術の研究開発を進めている。実現すれば、モバイルユーザーも光ファイバーに匹敵する速さでインターネットに接続できるようになるという。

 華為の5G技術研究開発担当部署の関係者によると、5G技術は同社が重点的に進める研究開発分野の1つとして2009年に発足し、現在は専門家200名以上が携わっている。また、華為はハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校、ケンブリッジ大学を含め、国内外の大学20校と提携し、同技術の共同開発を展開しているという。

 華為は近年、研究開発分野への投入を拡大している。2010年の研究開発費が27億ドル、2011年が38億ドルで、昨年は年間売上高の13%にあたる48億ドルに達し、エリクソンとほぼ同じレベルで、アルカテル・ルーセントとノキアシーメンスネットワークスを上回っている。

 華為の従業員は世界全体で15万人に上り、この内、研究開発担当はおよそ半分を占める。各国で抱える16の研究開発センターの1つであるカナダ・オタワR&Dセンターは、5G技術に焦点を当てて研究を進めているという。


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