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日中韓FTAの第2回交渉が上海で開催、知的財産権専門家も出席2010年8月16日

 中国、日本、韓国の3国間の自由貿易協定(FTA)締結に向けた第2回交渉が7月30日から8月2日まで上海市で行われた。中国商務部の愈建華国際貿易交渉副代表によると、交渉の方式や貨物、サービス、競争などの分野の関連議題を検討するほか、知的財産権、電子商取引などをめぐり専門家会議も行った。

 中日韓3カ国は互いに重要な経済貿易協力パートナーであり、ターゲット市場でもある。3カ国のGDPは2012年合計で15兆ドルに達し、世界全体の約20%、東アジアの90%、アジアの70%を占める。FTAが締結されれば、15億人の人口と15兆ドルのGDPを持つ共同市場が形成され、世界3位の経済協力体となる。これにより中国、日本、韓国の3カ国のGDPはそれぞれ1.1%〜2.9%、0.1%〜0.9%、2.5%〜3.1%成長する見通しだ。

 東アジア経済貿易枠組みの重要な一部として、日中韓FTA交渉は2012年11月から始まり、13年3月にソウルで第1回交渉が行われた。第3回交渉は今年末、日本で開催される予定。


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