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富士通中国研究所、人間の脳の働きを模した人工知能技術を開発、精度94.8%2013年10月4日

 富士通研究所は中国北京の富士通研究開発センターと共同で、人間の脳の働きを模した人工知能技術を活用した手書き文字認識技術を開発した。さまざまな契約文書などを対象に、手書き文字を電子化する業務の効率化を狙う。

 この技術は、これまで中国語漢字を構成する線の方向や数を情報に、個々の文字を認識する技術とは異なり、人間の脳の働きを模した人工知能技術を活用し、文字の特徴をより詳細に学習することができる。文字の認識する時間を従来の約1/17に短縮すると同時に、認識精度を94.8%まで向上した。その結果、文書画像処理分野で最大となる国際会議が主催する手書き文字(中国語)認識コンテストで1位を獲得したそうだ。

 富士通は今後、同技術の認識精度を一層高める計画だという。


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