中国科学技術情報研究所が発表した「2013年度中国学術論文統計結果」によると、9月1日現在まで、中国研究者が発表した国際学術論文数は世界2位の114.3万で、昨年より11.8％増加した。引用数は709.88万回で、前年より1つ順位を上げ世界5位となった。

　これにより、国の「国家十二五科学技術発展計画」に掲げられた「2015年までに国際学術論文の引用数が世界5位に入る」という目標が繰り上げて実現された。論文1件あたりの引用数は6.92回で、前年の6.51件よりやや増加。一方、世界平均値の10.69と比べて依然として大きな格差があると同研究所の関係者が指摘している。

　中国人が第一筆者に名を連ねる論文数は昨年、16.47万件だった。このうち、引用数が平均値を上回ったものは前年比1.4％増の35万件だった。セル（Cell）、ネイチャー（Nature）、サイエンス（Science）の3大学術誌に発表された論文は世界9位の187件で、順位は2011年より1つ上がった。また、世界の影響力を持つ各分野の学術誌に発表された中国の論文数は4,020件で世界2位だった。