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国家知識産権局公式サイトに海賊版システムを利用したPPTが掲載2013年11月01日

 国家知識産権局の公式サイトで掲載されていた「特許出願実体審査フロー」のPPTが海賊版ソフトを使って作成されたものであることを、国家知識産権局が認めた。

 10月8日、国家知識産権局公式サイトのユーザー向けに提供する資料「特許出願実体審査フロー」の作者は、「トマトガーデン」と表示してあることが、国内メディアで報道された。(「トマトガーデン」は中国国内において海賊版ソフトウェアのダウンロードサイトとして名高い、その作者が2008年に逮捕され、その後3年6ヶ月の実刑判決が言い渡された。)同局が発表した調査結果では、同PPTの作成において海賊版システムで作成されたテンプレートを利用したまたは海賊版システムの中で修正が行われた可能性が高いとする一方、ファイルのプロパティが人為的に改ざんされた可能性もあり得ると指摘している。

 同局の関係者は、同局の全ての設備にOEMライセンス付きのオペレーションシステムがインストールされていると表明し、日常のメンテナンスなどにおいてもメーカーが提供した正規版ソフトを使用しているため、作者の情報は通常、ドメインアカウントやメーカー名称が表示されると説明した。

 同局はまた、審査が徹底されなかったことも原因の1つだと示し、当面、ホームページに掲載されている全てのファイルに対し審査を行っていることを明らかにした。


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