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百度の動画配信は著作権侵害と判定、制裁金25万元2014年02月14日

 テンセント(騰訊)やSOHU(捜狐)、優酷土豆グループなどからなる中国ネット動画反海賊版連盟が著作権侵害で百度と快播の2社を訴えた事件で、国家版権局は最近、2社に権利侵害行為があると認定し、それぞれ制裁金25万元を科したとともに、著作権業界の管理秩序を尊重し、問題点を真剣に是正するよう求めた。

 「反海賊版連盟」は昨年11月13日開いた記者会見で、百度などが権利侵害の動画作品1万点以上を配信していると指摘し、3億元の賠償金を求めると宣言した。加盟各社はまた、国家版権局にそれぞれの被害情況を通報した。国家版権局は同19日、調査の実施を始めた。

 この事件は国家版権局が昨年12月30日に公表した「2013年度剣網行動10大事件」のTOPにも挙げられた。同局の関係者はその日行ったブリーフィングで、14年に地域を跨ぐ共同法執行体制を全国範囲で確立してネット上の著作権侵害を摘発する方針を説明した。

 一方、国家版権局が処罰の決定を出した前に、優酷土豆が百度を訴えた著作権侵害訴訟で海淀区人民法院は百度に49万元の賠償金を命じる一審判決を言い渡した。


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