2月25日に開かれた北京市知的財産権活動会議で、世界知的所有権機関（WIPO）の中国事務所が北京に設立されることが発表された。

　WIPO中国事務所は現在、設立に向けた準備作業を進めている。年内にも正式に運用開始する見通し。同事務所の設立は北京市企業の世界進出を促進するものとみられる。このほか、WIPOは上海に業務センターを設立することも決定している。

　 活動会議に出席した北京市の戴均良副市長は、関連部門に対し、知的財産権活動に取り組み、市場に向けた奨励策、転化運用促進、権利侵害摘発などのメカニズムを整備し、イノベーションを推進して首都北京の知的財産権活動で新しい成果を上げるよう求めた。