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ネット分野最大の不正競争訴訟、最高裁で「奇虎360」敗訴の一審判決を維持2014年04月08日

 中国の2大IT企業同士の長き戦いが最近、最高裁で最終判決が言い渡された。最高裁は奇虎360社の上告を退け、一審判決を維持する結論を出した。

 両社それぞれのソフトの頭文字をとって「3Q大戦」とも呼ばれる「奇虎360」と騰訊(テンセント)の不正競争をめぐる訴訟合戦に注目が集められてきた。インスタントメッセージソフト「QQ」を提供する騰訊が、奇虎360のセキュリティ対策ソフト「360」に関して提起した不正競争訴訟に対し、奇虎360が、「市場の支配的地位を濫用している」として騰訊を反訴。それぞれの裁判で騰訊が1億2500万元、奇虎360が1億5000万元の賠償金を要求しており、国内インターネット分野の最大な不正競争事件となる。

 同事件は初めての「インターネット分野における不正競争、独占禁止案件」ともされており、業界、学術界から注目を集め、最高人民法院では奚暁明副院長を裁判長とした5人の大合議体により審理が行われた。24日の判決で、騰訊の正当の経営が妨げられたなどの主張を認め、「奇虎360」の上告を退け、奇虎360が騰訊に500万元の賠償金を支払うことを命じた一審判決を維持した。


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