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航空医療・救助ヘリ、中国で初運用2014年10月28日

 27日、中国初の航空医療救助ヘリの使用が始まった。同ヘリには航空医療・救助専用設備が搭載されており、小型の空中ICU(集中治療室)と呼べる。同ヘリは、中国の航空医療・救助専用ヘリの空白を埋めた。

 中国のこれまでの医療・救助ヘリは、一般的なヘリを一時的に改造したものだった。27日に使用開始したヘリは、尾部に専用通路が設置されており、尾部のドアから担架を機内に固定されたスライドレールに乗せ、適切な位置にセットすることでしっかり固定できる。また、マイクロポンプ、人工呼吸器、除細動器などの救急設備がすべて機内に固定されており、医療スタッフが設備を機内に持ち込む必要はなくなった。

 今回使用開始したヘリ「EC135」は小型双発多用途ヘリで、最長航続距離は620キロを超える。定員は7-8人で、医療物資を置く広いスペースが確保されている。緊急事態時には2つの担架を乗せ、同時に2人の患者を搬送できる。同ヘリの騒音水準は、厳格なことで知られる国際民間航空機関(ICAO)の基準を6.5デシベル下回り、患者と医療スタッフの負担を最大限低減する。エンジンを切らなくても患者の乗り降りが可能で、救助効率が高まった。


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