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欧州特許出願、中国出願の伸び率は世界一2016年03月08日

 欧州特許庁(EPO)は3日、2015年の特許統計の詳細を発表した。それによると、中国からの特許出願は5721件で、2014年の4680件より22.2%増えた。伸び率は世界一位だった。

 15年の出願件数は前年比4.8%増の16万22件と大きく伸びた。10位以内にはドイツ企業と米国企業がそれぞれ3社ランクイン。これに韓国が2社で続き、オランダと中国は各1社だった。中国の華為技術は昨年も5位に付けており、2年連続でトップテン入りを果たした。

 日本企業はトップ50に9社が入った(前年は10社)。トヨタ以外の順位はソニーが16位、パナソニックが19位、キヤノンが23位、日立が28位、NECが31位、東芝が32位、三菱電機が39位、富士通が45位となっている。

 出願件数を国別でみると、1位は米国で16.4%増の4万2,692件と大きく伸びた。米特許法の改正が大幅増の背景にあるという。2位はドイツ(3.2%減の2万4,820件)、3位は日本(3.1%減の2万1,426件)。韓国は4.0%増の6,411件で7位、中国は22.2%増の5,721件で8位だった。韓国と中国はともにデジタル通信、コンピューター分野で強く、韓国は電機・設備・エネルギーでも存在感が比較的高い。

 国別のシェアは米国27%、ドイツ16%、日本13%、フランス7%で、オランダ、スイス、韓国、中国は各4%となっている。


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