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中国地域科学技術進歩評価報告書が発表2016年07月25日

 中国科学技術部は20日「中国地域科学技術進歩評価報告書2015」を発表した。報告書によると、全国総合科学技術進歩水準指数は前年比で2.94ポイント上昇の66.49%に達した。なかでも上海市は北京市を抜き総合科学技術進歩水準で1位になった。中部地区も比較的速いスピードでの成長を遂げている。

 中国科学技術発展戦略研究院副院長、同報告書編集委員会副主任の武夷山氏は「北京市と上海市は人的資源および研究開発機関の密集度、革新の取り組みの程度、技術成果拡散による波及効果、周辺地域への影響力で、その他の地域を大きく上回った。前年と比べ、上海は環境改善、科学研究、技術サービスが新規固定資産に占める割合などで大きな進歩を実現し、北京に代わり1位になった」と説明した。

 中部地区も科学技術革新のペースを加速した。報告書によると、成長率が高く全国平均を上回ったのは、湖南省、河南省、重慶市、湖北省、山東省、安徽省、江蘇省で、うち4省が中部地区だ。武氏は「これは中部地区がハイテクの産業化や科学技術進歩環境指数などで、高い数値を示したからだ」と述べた。

 しかし中国の科学技術進歩水準は、依然として大きな地域差を示している。66.49%という全国総合科学技術進歩水準指数を上回ったのは、全国でも上海市、北京市、天津市、江蘇省、広東省、浙江省のみだ。しかも青海省、雲南省、内モンゴル自治区、海南省、チベット自治区の総合科学技術進歩水準は前年より低下した。


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