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中国科学院「歩行認証技術」、50メートル離れても個人を特定2017年10月06日

 顔認証技術がすでに幅広く応用される中、歩行認証技術も登場した。歩く姿勢だけで個人を識別できる。映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』にも、このような技術が登場する。

  現実世界では、中国科学院自動化研究所の専門家が先日記者にこの生体認証技術を紹介した。歩く姿を見ただけで、50メートル以内、まばたき程度の時間内で、画像から特定の対象を正確に識別できる。

 黄永禎研究員によると、虹彩認証は通常目標との距離が30センチ以内、顔認証は5メートル以内であることを必要とするが、歩行認証は超高精細撮影により識別距離50メートル、識別速度200ミリ秒以内で可能だ。

 また、歩行認証は識別対象の自発的協力を必要とせず、数10メートル離れてマスクをして自由に歩いているだけで識別が可能だ。

 歩行認証を使えば、100メートル離れて1000平方メートル・1000人規模のリアルタイム人数計測も可能だ。この技術は警備、公共交通、ビジネスなどのシーンに幅広く応用できる。  


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