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中国の国際論文被引用回数、世界第2位に2017年11月03日

 中国科学技術情報研究所は31日、中国科学技術論文統計2017年版を発表した。その結果によると、中国の国際論文被引用回数は世界第2位になり、前年比で順位を2つ上げた。学科別に見ると、材料科学で世界一になった。  同作成論文の数が全体の4分の1以上となっており、国際大科学協力による論文数が増加を続けている。同研究所の戴国強所長は、「これらのデータは、中国の科学研究者の実力の向上を示している」と話した。

 統計データによると、中国の国際注目論文数は世界の4分の1を占め、被引用回数で世界第3位をキープした。各学科の論文の2007-17年の被引用回数のうち、世界トップ1%以内の論文は高被引用回数論文と呼ばれる。この2年間で発表され、直近の2ヶ月で大量に引用され、かつ被引用回数が同学科のトップ1‰内に入る論文は注目論文と呼ばれる。

 2017年10月現在、中国の高被引用回数論文は前年比18.7%増の2万131編で世界第3位をキープし、世界に占めるシェアは5.7ポイント上昇の14.7%となった。中国の国際注目論文数は703編で世界全体の25.1%を占め、世界第3位を維持した。

 中国の材料科学分野の論文被引用回数は首位で、別の8学科は世界第2位となった。2016年には中国の18学科の論文被引用回数が世界トップ10に入った。2015年と比べると、世界2位以内に入った学科は9に増え、うち材料科学は世界一となった。環境・生態学は順位を1つ上げ、世界2位になった。


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