中国は人工知能（AI）分野の特許出願件数で米国を抜いた。2016〜18年の3年間で、日本経済新聞のAI特許出願トップ50社に入った中国企業数が倍以上になり、8社から19社に激増している。一方で、米国企業が依然としてトップ3を占めているが、トップ50社に入った企業数は12社のみだった。

　同ランキングのうち、IBMの出願件数が3000件で首位になっている。2位は1955件のマイクロソフト、3位は1659件のグーグル。中国企業のうち首位は百度で1522件にのぼり、順位を前回の11位から4位へ急上昇した。中国国家電網公司は1173件で6位、テンセントは766件で前回の20位から8位に順位を大きく上げた。

　Nikkei Asian Reviewの統計によると、中国のAI特許出願件数は2015年に米国を抜き世界一になっている。しかし今回、中国企業のAIランキングが大きく上昇したのは、中国におけるAIの全体的な発展の流れが積極的であるという状況を物語っている。


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