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トヨタ自動車、清華大学と燃料電池技術を共同研究2019年04月22日

 トヨタ自動車は21日、中国・清華大と共同で、車の電動化や安全技術について研究する「清華大学−トヨタ連合研究院」を設立すると発表した。燃料電池車(FCV)に使う水素の利活用などを検討。大気汚染が深刻になっている中国で、環境負荷の小さい次世代車の開発で連携する。

 清華大に4月中に設置し、トヨタも人員を派遣して共同研究を実施する。期間は5年間。トヨタと清華大はこれまでも大気汚染の研究などで協力しており、対象範囲を広げる。

 トヨタの豊田章男社長はこの日、清華大で講演し「燃料電池技術を車だけでなく、生活のあらゆる側面で活用し、中国で環境汚染のない社会を実現させたい」と強調。中国は電気自動車(EV)やFCVが最も速く普及する市場になるだろうとの見通しを示し、新技術を積極的に展開していく考えを示した。


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