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中国の17研究機関、世界トップ100にランクイン2019年06月21日

 英国ネイチャー誌は20日、ネイチャー・インデックス2019を発表した。中国の研究機関が好調で、17の機関が世界トップ100入りを果たした。うち中国科学院は7年連続で首位。

 ネイチャー・インデックスは世界82のトップクラスの学術誌に基づき、各有名大学、科学研究機関(国家)が世界で最も影響力の高い学術誌に掲載した論文数のデータバンクを統計。このデータバンクを運用することで、各機関の論文発表数及び類別に基づきランク付けを行うことができる。今回のネイチャー・インデックスは2018年1月1日から12月31日の統計データに基づく。

 ランキングによると、世界トップ100機関のうち米国は43、中国は17。中国のトップ10は中国科学院、北京大学、清華大学、南京大学、中国科学技術大学、中国科学院大学、浙江大学、復旦大学、上海交通大学、南開大学。化学は中国が最も高い実力を持つ学科で、5機関が化学における科学研究産出世界トップ10入りしている。

 国別のランキングを見ると、トップ3は米国、中国、ドイツ。共著者の割合に応じて国に論文数を割り振る計算方法(FC)によると、2018年の調整後のトップ10のうち、科学研究産出が増加しているのは中国とオーストラリアのみ。

 また過去3年にわたりFCに基づく伸び率が最大の50機関のうち43が中国の機関で、トップ10を独占している。トップ5は中国科学院大学、上海交通大学、清華大学、南京大学、四川大学。

 ネイチャー・インデックスは2014年11月に初めて発表され、さまざまな論文産出の計算方法を採用している。うちACは共著機関または共著国全てに対して1論文を1と数える計算方法。WFCは各著者の相対的な貢献を考慮。

 今年は初めて正規化計算による大学科学研究機関ランキングが発表された。主にある機関が発表済みの高品質科学研究論文数が、その分野の論文産出に占める割合を考慮。


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