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中国企業、世界最速の3Dプリンターを開発2019年08月16日

 北京市中関村のオフィスビルで、3Dプリンターがパソコンの指示を受け稼働していた。ティッシュの箱サイズのノートルダム大聖堂の模型が、樹脂の溶液の中から出てきた。時計の模様も肉眼で確認できる。模型の印刷にかかった時間は13分。これは世界の3Dプリンターの最高速度であり、通常は同じような模型の印刷に6時間ほどかかる。

  3Dプリンター技術は登場以降、少量でオーダーメイド型の需要を満たせることから注目を浴びている。しかし印刷のスピードは3Dプリンターが製造業に受け入れられるかを左右している。清華大学で学部を卒業後、南カリフォルニア大学で修士号、オーバーン大学で博士号を取得した李厚民氏は、速度向上により3Dプリンターの普及率を高めようとし、ついにUNIZ科技を創業した。1時間当たり1200ミリの速度で「世界最速の3Dプリンター企業」になり、ベンツ、グロナー、テスラなどから受注を獲得した。市場の一般的なアプローチと異なり、李氏のチームは光固化のシステム改善により進展を実現した。


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