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中国初の水中トンネル技術革新プラットフォームが設立2019年08月27日

 中国岩石力学・工程学会が24日、水中トンネル工程技術分会を設立した。これは中国初の水中トンネル専門学術交流・技術革新プラットフォームだ。

 中国工程院院士で、中国岩石力学・工程学会名誉理事長の銭七虎氏は設立式で、「近年わが国の水中トンネルプロジェクトの建設数と規模が拡大を続けている。鉄道、道路、市政、給水、ガス供給、洪水対策、水力発電などの業界・分野の河川・海洋横断トンネルへの需要が日増しに拡大しており、中国の水中トンネル建設技術はすでに世界先進水準に達している。渤海海峡横断ルート、瓊州海峡横断ルートなどの世界クラスの海洋横断プロジェクトも論証加速の段階に入っている。中国は間もなく海峡大ルート建設の黄金時代を迎えるだろう」と述べた。

 中国の水中トンネルの建設は21世紀に入り急速に発展しており、特に水中大直径シールドトンネルが最も注目されている。銭氏の指導を受け、中国は2010年に南京長江トンネルを完成させ、中国が複雑な条件下で水中大直径シールドトンネルを建設する先例になった。トンネルが広く、地質条件が複雑で、水漏れしやすく土被りが薄いといった6つの世界的な難題を解消した。中国建設工程魯班賞、中国土木工程・天佑賞を連続して受賞した。2019年6月現在、中国の外径14.5メートル以上の超大直径水中シールドトンネルは約14本。建設中は19本で、建設計画中は14本以上。世界の大直径水中シールドトンネルの半数を占める。

 水中トンネル工程技術分会は中国鉄建十四局を頼りに、水中シールドトンネルの施工に重点的に焦点を絞る。学術交流、技術協力、成果の共有を強化し、中国の水中トンネル科学技術の研究開発、設計、施工、設備製造、運営・メンテナンスなどのさらなる発展を推進する。


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