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太陽光発電の新規設備容量、中国が世界一を維持2020年12月01日

 このほど開かれた第5回中国太陽光産業フォーラムにおいて、中国太陽光業界協会副理事長兼事務局長の王勃華氏は「中国の太陽光発電の新規設備容量は昨年、7年連続で世界一となった。累計設備容量は5年連続、多結晶シリコンの生産量は9年連続、モジュールの生産量は13年連続で世界一。これらの記録は今年も維持される」と述べた。

 今年の第1〜3四半期は感染症の打撃、グローバル貿易の大幅な減少を背景としながら、中国の太陽光業界は安定の中で前進するという発展の流れを維持した。うち多結晶シリコンの生産量は前年同期比18.9%増の約29万トン、モジュールの生産量は6.7%増の80GWだった。応用市場を見ると、全国の太陽光発電の新規設備容量は17%増の18.7GW、太陽光発電量は16.9%増の2005億kWhだった。太陽光製品の輸出を見ると、第1〜3四半期の太陽光モジュール輸出量がすでに前年同期を上回っている。

 国網エネルギー研究院新エネ・統計所の統計資料によると、中国の太陽光産業はすでに技術、規模、コストで世界をリードする整った産業チェーンを形成している。発電効率が度々世界記録を更新し、太陽光発電システムの投資コストが2005年より9割以上も減少している。「中国企業は過去10年間で、世界の太陽光技術・コストの重大な進展を実現した。シリコンウエハの価格は10年前の1枚100元前後から3元前後に、モジュールの価格は10年前の1Wあたり30元から1.7元前後に低下した」という。

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の統計によると、世界の太陽光発電、太陽熱発電、陸上風力発電、洋上風力発電の平準化電力コストは2010〜19年の間にそれぞれ82%、47%、39%、29%減少した。今後10年間も新エネ発電コストの低下が続く見込みだ。


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