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中国の産業用ファイバーレーザーが国際標準に2020年12月18日

 国際電気電子学会(IEEE)は10日、「産業用ファイバーレーザーパラメータ要求と試験方法」と呼ばれる標準が、正式に同品目の国際標準になったと発表した。これは中国レーザー製品の初めての国際標準となる。

 レーザー装置はレーザー設備の「心臓」だ。ファイバーレーザーは現在、市場シェアが最大の産業用レーザーで、市場の主流製品になっている。中国のファイバーレーザーの市場規模は10年前の10億元弱から100億元近くに拡大した。2007年まで、中国のファイバーレーザーは完全に輸入に依存していたが、その後徐々に国産化され海外に輸出されるようになった。

 5年前、武漢鋭科激光が中心となり、華工激光などと共同で中国初のファイバーレーザー業界標準を起草した。鋭科激光のチーフエンジニアである閻大鵬氏は、中国が初めてレーザー製品の国際標準を定めたことは、国産ファイバーレーザーの製造水準を示したと見ている。

 この標準は国家レーザー加工産業技術革新戦略連盟、湖北省標準化・品質研究院が打ち出した。2018年にIEEEがプロジェクトを立ち上げた。その後IEEEのフローを遵守し、2年間の取り組みにより正式に国際社会が認める主流標準になった。


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