China知的財産ポータルサイト

最新情報詳細

最新報告書「中国は国家イノベーション指数で世界14位」2021年06月11日

 中国科学技術発展戦略研究院は3日、浦江イノベーションフォーラム2021で「国家イノベーション指数報告2020」を発表した。それによると、中国の国家イノベーション指数は総合ランキングで世界14位になり、前年から1つ順位を上げ、発展途上国としては唯一、上位15位以内に入った。

 同指数は国の総合的イノベーション能力を反映する重要な指標であり、今回発表された報告では、「ここ数年、中国のイノベーション資源の投入が増加を続けており、知識を創造する力が増強を続け、企業のイノベーション能力が安定して向上し、イノベーションの成果が日に日に顕在化し、イノベーション環境が目に見えて改善された」との見方が示された。

 中国のイノベーション力が安定して上昇し、同じ経済発展レベルの国を大幅に上回った。18年の中国の1人あたり平均国内総生産(GDP)は9771ドルで、世界の主要40ヶ国の中ではインド、南アフリカ、ブラジル、トルコ、メキシコを上回るだけだった。しかし中国のイノベーション指数の得点はすでに1人あたり平均GDPが5万ドル前後の欧州諸国に迫った。

 同報告の研究によると、世界のイノベーション構造は引き続き安定し、世界のイノベーション版図の重心が徐々に東へ移っている。同指数の歴年の結果を分析してわかるのは、主要40ヶ国は3つのグループに分けられるということだ。1つ目のグループに入る総合指数上位15位の国は主に欧米の先進エコノミーで、いずれもイノベーション型国家と認められている。16-30位の国はその他の先進国や少数の新興のエコノミーで、2つ目のグループに入る。30位以降は発展途上国が多く、3つ目のグループに入る。

 各国の順位を見ると、米国は優位性が全面的であり、世界でイノベーション能力が最も高い一つの極であり、国家イノベーション指数総合ランキングで今年も首位に立った。欧州地域はイノベーション能力が全体的に力強い地域で、9ヶ国が第1グループに入り、第2グループはこのエリアの国が中心だった。


元のニュース「人民網」(中文サイト)へ