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中国初の世界レーダーオルソ画像が発表2022年03月08日

 武漢大学によると、李徳仁院士が率いる武漢大学測量リモートセンシング情報工学国家重点実験室、武漢大学リモートセンシング情報工程学院、国家衛星海洋応用センターなどの機関の共同研究・作成により、中国初の世界レーダーオルソ画像がこのほど正式に発表されるとともに、各業界ユーザーに向けデータ・情報サービスを提供することになった。

 うち、武漢大学などが2018年に発表した全国レーダーオルソ画像は、すでに、監査、農業、林業、治水、国土、環境、災害、海洋、国家安全などの機関で使用されており、2019年測量科学技術1等賞を受賞した。

 今回発表された世界レーダーオルソ画像は、南北緯88度間の陸地と主要島嶼の1億5000万平方キロメートルをカバーする分解能10メートル級の高分3号ファインバンド2(FSII)無制御点によって作成された。黒竜江第3測量工程院の品質検査によると、中国エリアの絶対的な幾何学的精度は8.01メートル内。また遼寧宏図創展測量勘察有限公司の品質検査によると、日本エリアの絶対的な幾何学的精度は9.739メートル内。

 研究・作成チームは、高分3号の幾何学的スケーリング、無制御点広エリア正射是正、強度一致性処理技術のブレイクスルーを達成した。汪韜陽副研究員が広エリア基準図生産ソフトの研究開発を担当し、世界レーダーオルソ画像の無制御測位の精度を大幅に上げた。そしてモザイク処理された世界レーダーオルソ画像の全体的な放射強度の分布と地上オブジェクト空間分布が高い相関性を示している。  


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