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- 中国の5G基地局数、年内に290万ヶ所を突破へ2023年03月17日
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安徽省量子工学研究センターが15日に明らかにしたところによると、中国初の量子チップ高真空保存容器の開発に成功し、稼働開始した。科学研究者はこれを「量子チップ冷蔵庫」にたとえている。
同センターの賈志龍副センター長は、「この容器は合肥本源量子計算科技有限責任公司が研究開発したもので、3つの保存スペースを持ち、各スペースの独立した操作が可能だ。同時にスマート監視システムを配備しており、真空度をリアルタイムでチェックでき、チップの保存に安定した高真空環境を提供する。研究開発者はさらにマンマシンインタラクション機能インターフェイスを研究開発し、設備の完全自動化操作を実現した」と説明した。
賈氏は、「量子チップの超伝導材料は環境への感度が高く、製造と保存の過程で環境が基準を満たさなければ、空気中の酸素・水分子と化学反応を起こしやすくなり、各種異物を吸着しやすい。これが原因で、量子チップ重要部品のジョセフソン接合や超伝導コンデンサなどが老化し、量子ビット周波数の一致性が下がり、量子チップのコヒーレンス時間が減少し、最終的に量子チップの性能が影響を受ける。これは食品を空気にさらすと酸化し腐ってしまうのに似ている。量子チップを適切に保存しなければ、鮮度が落ちるため使用できなくなる恐れがある」と述べた。
元のニュース「新浪網」(中文サイト)へ