ドイツのハンブルクでこのほど開かれたスーパーコンピューターの国際会議「ISC 2023」で、スパコンの性能ランキング「IO500リスト」最新版が発表され、斉魯工業大学（山東省科学院）国家スパコン済南センターが構築した検証性計算クラスター「Cheeloo-1」が10ノード研究型ランキングでトップになった。同センターの「山河」計算クラスターがISC 2022でトップになったのに続き、過去最高記録を15倍上回る圧倒的な優位性で世界一に輝いた。>

　ISCとSCは国際的なスパコン組織が実施する高性能計算分野のトップレベルの会議で、それぞれ毎年開催され、その年のスパコン重要ランキングであるTOP500、IO500、Green500が発表される。 >

　同センターの潘景山副主任は「TOP500は計算能力の性能に焦点を当てたものだが、計算能力の実際の効果はまだストレージに依存している。そのためストレージのインプットとアウトプットの速度が極めて重要で、これらを示すIO500でトップに立ったことは、中国のストレージシステムの性能が世界のトップレベルに達したことを物語っており、重要な意義を持つ」と述べた。>

　「Cheeloo-1」は、済南スパコンストレージイノベーションチームが、済南スパコン技術研究院、華中科技大学、ファーウェイデータストレージと共同で開発。技術面のイノベーションを達成し、読み取り・書き込み帯域幅とメタデータアクセス性能がいずれも業界最高水準に達した。


元のニュース「清華大学公式サイト 」（中文サイト）へ