国際調査会社IDC、浪潮信息、清華大学グローバル産業研究院が共同でまとめた「2022-2023世界計算能力指数評価報告」がこのほど、北京で発表された。報告によると、中国のサーバー市場規模は2022年、6.9％のプラス成長を維持し、世界市場全体の25％を占めた。17〜22年の複合年間成長率は48.8％だった。

　コンピューティングはデジタル経済時代の新たな生産力として、科学技術の進歩の推進、業界のデジタルトランスフォーメーション（DX）活性化、経済・社会発展の促進に対して重要な役割を果たしている。中国のコンピューティング産業はここ数年、持続的に発展し、イノベーション力が次第に高まっている。22年末現在、中国のデータセンターで使用されている19インチラックの総規模が650万台以上、コンピューティングの総規模は180 EFLOPSに達している。

　中国ではコンピューティングと応用の融合発展に伴い、コンピューティングの効果がより際立っている。また、コンピューティングがインターネットや通信、製造、科学研究などの産業分野と深く融合することで、スマート化改造やDXを力強く支えている。コンピューティングから生まれた新しいビジネス形態や新しいモデルが、新興産業の成長を推進する力となっている。


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