China知的財産ポータルサイト

最新情報詳細

2023年08月04日

 中国浙江省杭州市がこのほど発表した「気象の質の高い発展の推進加速に関する杭州市人民政府の実施意見」によると、同市は気象科学技術イノベーション能力向上プロジェクトを実施し、重要コア技術の難関攻略と応用を強化する。また、災害をもたらす気象の予報・早期警戒、数値予報の応用、生態・環境気象、気象設備、天気への人的干渉などの分野における重要技術の難関攻略を強化する。さらに、杭州人工知能(AI)気象応用研究センターの建設を支援し、AIやビッグデータなどの情報技術を気象分野に応用していく。

 実施意見は「スマート気象設備を都市の新型インフラに組み入れ、気象『ユビキタスセンシング』ネットワークを建設する。正確な気象予報体制を健全化し、シーンと影響に基づくスマート予報技術を発展させる。局地的な対流活動の1時間前の早期警報、1日前の時間毎予報、災害をもたらす気象の1週間前予報、重大天気プロセスの1カ月前予報、異常気象の1年前予報の目標を実現し、市内のスマートグリッド予報の精度を『100メートル級、分刻み』にする」と打ち出した。

 実施意見によると、杭州は2025年までに、先進技術による、モニタリングが精密で、予報が正確かつサービスが細やかな現代気象体制を構築。27年までにスマート気象を主な特徴とする気象現代化をほぼ実現させる。


元のニュース「新華網」(中文サイト)へ