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中国の「専精特新」小巨人企業、累計1万2000社に2023年08月11日

 中国四川省の宜賓市極米光電有限公司の製品展示ホールでは、壁に掛かったスクリーンに色鮮やかな映像が投影されていた。同社の製品ディレクターは、「これは当社が今年打ち出したスーパーカクテル照明機能搭載のプロジェクター装置だ。開発チームは100以上のプランをテストして、最終的にLEDとレーザーの2つの光源を十分かつ均等、正確に混合し、より色域と輝度が高く、色が正確なスーパーカクテル照明自然スペクトル表示技術を開発した」と説明した。

 このようなイノベーションは、数多くの「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」小巨人企業(高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業)で行われている。工業・情報化部(省)の関係者はこのほど行われた2023全国「専精特新」中小企業発展大会で、「現時点で、中国が育成した『専精特新』中小企業は9万8000社あり、うち小巨人企業は1万2000社に上る」と述べた。

「専精特新」の小巨人企業はイノベーションの中心を担う存在となった。ここ数年、同部は段階的な育成を行い、中小零細企業の力を集約することで得意分野を形成し、産業を強化してイノベーションによって市場を獲得するようけん引し、「専精特新」の発展を実現させてきた。データを見ると、ここ数年「専精特新」小巨人企業が国家級・省級の研究開発機関を1万カ所以上設立しており、発明特許授与件数は累計20万件を超えた。

「専精特新」中小企業が質の高い発展の「ブースター(推進装置)」となっている。同部の調査データによると、今年1〜5月における「専精特新」小巨人企業の営業利益率は9.9%で、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)よりも4.7ポイント高かった。「専精特新」中小企業の営業利益率は7.1%で、こちらも1.9ポイント高かった。


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