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「有田焼」、中国で先回り商標登録のため上海万博の展示会で表記不可2010年8月31日

 日本新聞網によると、日本で最も代表的な磁器である「有田焼」の商標は、中国で悪意の先回り商標登録され、「有田焼」に関わる業界団体及び佐賀県の強い不満をもたらしたという。
 佐賀県が9月30日から10月6日まで、上海万博関連イベントとして上海市久光百貨店で「佐賀県産品展」を開き、有田焼商社、メーカーなども参加する予定であった。中国で日本の地名や商品が商標登録されていることが問題化しているため調べたところ、既に中国商標局に「有田焼」が登録されていたことがわかった。これは、2002年11月に中国のある磁器の食器を販売する個人が申請、2004年11月に登録され、2014年11月が期限になっている。
 中国で先回り商標登録されていて、「有田焼」という名前は使えないため、会期中は原産地表記として「日本有田産」のほか、「ARITA-CERAMICS-JAPAN」などローマ字、英語表記で有田焼を宣伝することになる。
 佐賀県は「悪意の先回り商標登録は中国市場に進出予定の『有田焼』磁器企業に巨大な影響を与えている、今は業界団体と協議して対策を練るところだ」と話した。

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