人民網の報道によると、国際刑事警察機構及び香港税関共同主催の2010年度国際知的財産権執法会議が19日から21日まで香港で開催される。国際知的財産権執法会議は毎年開催され、今回はアジアで初めて開催される会議となる。

　今回の会議の主題は「心を一つにして組織的犯罪行為に打撃を与える」で、世界各地の知的財産権保護に関係する人士約400名の参加が見込まれる。税関、警察、検査部門及び著作権所有者が知的財産権侵害犯罪への打撃における最も有効的な方法について共同で検討を行なう。また、会議の開催中、模擬実験で、インターネットでの知的財産権侵害犯罪の証拠を保存する方法について、参会者への訓練も実施する。

　香港税関の譚耀強助理関長は、今回の会議を通じて、参会者は世界各地の執法要員の知的財産権保護の面における貢献を理解できるだけでなく、同時にまたこの機会を借りて相互に交流し、今後の新たな挑戦への対応のために基礎を打ち固めることが可能となる。また、会議は世界各地の参会者に香港税関が知的財産権保護の面において行っている努力を理解してもらうとともに、これによってアジアの国際都市としての香港の地位を理解してもらえるようになると述べた。