中国国務院が11月5日、知的財産権の保護および法執行活動について全国テレビ会議を開催した。総理が「知的財産権の保護は創造的労働を尊重しイノベーションを激励する基本的な制度だ」と指摘し、知的財産権をしっかりと保護しなければならないと再び強調した。

　温家宝総理は会議で、知的財産権制度の整備や知的財産権保護特別行動の展開、国家知的財産権戦略の作成実施、国際協力の展開など中国が知的財産権分野で収めた成果を総括した上、一部の地域と分野において海賊版と模倣品の問題が依然に深刻で、知的財産権保護活動が改革開放の発展やイノベーション型国家の建設に相応しくない現状を指摘した。さらに、重点問題の解決に全力を尽くす、監視と法執行を強化する、刑事処罰を強化する、知的財産権の保護に良好な環境を醸成する、法体制の整備を急ぐなどいくつかの知的財産権保護の活動を全面的に推し進めていかなればならないと述べた。